本日のテーマは「子育てと仕事の両立」
私は4歳と7歳の娘たちを育てながら、歯科衛生士として週4日パートとして働いています。
まさに現在進行形で両立をこなしている当事者なのですが、結論を言えば子育てしながら仕事を続けることは可能です。
しかし働くうえで重要なポイントがいくつかあり、それをクリアできる人ならストレスなく続けられますが、できない人は長くは続かないでしょう。
まずは両立ができる条件や働くことが向いている人を挙げていきますね!
歯科衛生士は患者ありきの仕事なので、基本的には患者対応が終われば自宅でのんびり自分時間を過ごせる仕事です。
しかしそれは一昔前の考えとする歯科医院も増えてきて、昭和や平成のときと違った働き方になってきました。
SNSが普及したことで、歯科医院がYouTubeやインスタで情報発信をして集客を行ったり、オンラインセミナーというものが多くなり、パソコンがあればどこでも気軽に勉強ができるようになりました。
今まではプライベートの時間だったはずが、いつからか境界線があやふやになり、家に帰ってからも仕事に関連する作業をすることが増えています。
それを自ら楽しんで行っていて、家族の理解も得ている場合は何も問題ないのですが、歯科医院の方針で在宅ワークがあったり、勉強会に参加しなければならない場合や、家族から家事と育児を優先してほしいと言われている場合は後々少しずつ問題が発生してきます。
別にONとOFFをしなくても子どもをみながら仕事すればいいじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、実体験としてそれはかなり難しいです
特に0~5歳ぐらいまでは予測不可能なことばかりで振り回されっぱなしなんです(笑)
抱っこ~と甘えたり、泣きわめいたり、お腹すいたぁ~とお菓子やご飯を要求してくるし、パソコンに興味津々でキーボードを触ってきたりするので正直全く集中できず、作業がはかどりません。
小学生ぐらいから落ち着きは出てきますが、親が声かけしないと自発的に勉強しない年齢でもあります。
自分が作業に集中するために子どもに「勉強しておいてね」「これやってね」と伝えても、いつのまにか他事をして勉強をやらなかったり、大人しくさせるためにテレビやYouTubeを流しっぱなしにしたり、ゲームばかりさせてしまう生活になり、理想と現実のギャップで自己嫌悪に陥ることも考えられます。
私が推奨するのはONとOFFを完全に分けること
- 子どもがママと遊んでほしいというならば、とことん子どもと向き合う。
- 仕事をしたいときは子どもがパパと遊んでいる時間や、夜寝静まった後、学校に行っている間にする。
しっかりと切り替えた生活をすることで公私ともに充実していきます。
「適切」の部分を詳しく説明すると、自宅→保育園、保育園→勤務先まで遠回りすることなくスムーズに移動でき、自宅から勤務先に到着するまで30分以内のことを指します。
私が日々両立しながら感じることは、朝をいかに工夫して乗り切るかということ。
小学校低学年ぐらいまでは親が介入しないとできないことが本当に多いです。
朝の起床から、朝ごはんの準備、ご飯の介助、着替え、トイレ、学校の準備などなど自分の準備+子どものことも同時進行しないといけないので、とにかく朝はドタバタと忙しいのです。
それなのに勤務先や保育園が遠いと通勤時間に時間をとられてしまい、毎朝地獄のような大変さがやってきますよ…。
協力者の有無で、あなたの人生は大きく変わります!
なんだ胡散臭い言葉を送ってしまいましたが(笑)本当なんですよ。
例えば上記で朝は時間がないと記述しましたが、旦那さんが朝は時間にゆとりがある仕事をしていて子どものことを全部お任せできるなら、あなたは何も心配することがなくなるわけです。
家族構成、生活環境によって協力者の有無にも違いが出てくるので、隣の芝生は青く見えるじゃないですけど、誰と過ごすかで仕事のしやすさも変わってきますよ。
子どもはよく風邪をひきます。想像以上にw
え?まだ一週間しか経ってないのにまた風邪ひいたの!?
また熱出したの!?
次はなんの感染症!?
親としては仕事に影響が出ないかとヒヤヒヤさせられます。
子どもの風邪だけで済んだらまだ良いとして…自分の体が弱いとすぐにうつされます!
コロナの時期を除けば、多少の熱ぐらいなら出勤して当たり前の世の中で体調を崩してばかりで欠勤が続くと、スタッフからの信用が薄れてしまいます。
なので体力に自信があり、ちょっとのことでは休まない人が仕事を続けていますね。
子どもの病気でやむを得ず欠勤することは仕方ないと思いますし、その点は理解のある歯科医院が多いと思います。
勤務が8時半スタートだと、朝の準備、通勤時間や保育園の送迎などを考えると、朝5時台に起きなくてはいけない方も多いはず!
実際今の私は5時半起きですよ~。
勤務が昼からの歯科衛生士なら遅く起きれると思うかもしれませんが、保育園児だけでなく小学生も意外と朝早く登校するので、朝ごはんの準備をしたり、子どもを送り出してあげたいとなると親ももれなく早起きがついてきますw
朝が苦手という人には結構辛い条件かもしませんね。
生活費のためだけを目的に働いていると、仕事が行き詰った時や辛いことがあると、その事実に向き合おうとせず何となくやり過ごすようになります。
さらに子育て世代の人たちは「子どもはお金がかかるから~」「働かないとうちはやってけないのよ」とよく言ってませんか?
子どものために働くって一見すると素敵なことに思えますが、冷静に考えてみると子どもたちが巣立って自立し、お金の心配がいらなくなった時、私たちは何を目的に働くんでしょうか?
ただ何となく毎日を過ごしていると、歳をとって自分自身と向き合わなければいけなくなった時に急に不安になるのです。
何のために歯科衛生士をしているのか?
自分は何がしたいのか?
これからどんな歯科衛生士になりたいのか?
常日頃自分に問いかけてみると、子どもやお金以外の働く目的ができ、生き生きとした人生になるかもしれませんね。
仕事も子育ても何かしらのトラブルはつきものではないですか?
悲しくなったり、怒ったりしたくなることもあると思いますが、公私ともに負の感情を持ち込むのはNG。
仕事の愚痴を聞かされる旦那さんや子どもの気持ちを考えてみてください。
気持ちの良いものではありませんよね。
勤務先でも同じです。家庭の話を仕事中にするのはもってのほか!
せっかくの休憩時間も暗い話なんて、ちっとも休まらないですよ。
仕事をしていると家事の優先順位が下がりがち。
というより、やりたくても時間と気力がなくてできないんですよね。
多少部屋が散らかっていても、皿洗いができなかったとしても、料理が作れずお惣菜を買ったとしても、そんなの気にしない!という性格の方はストレスフリーで働けるでしょう。
では次は反対に働くことが向いていない人を挙げていきますね。
自分の子どもと同じぐらいの年の子を見かけると発育や学力の面でついつい比べてしまうって方いませんか?
他の子はできているのに自分の子どもができていないことがあると焦って覚えさせようとしたり、常に監視して厳しくしつけてしまいます。
そういう人は子どものことで頭がいっぱいになっていますし、仕事より家庭の時間を大切にしたいと感じるでしょう。
歯科衛生士は歯科医師と阿吽の呼吸で治療を進めていくのですが、時々それが上手くいかないこともあります。
ミスは誰でもショックを受けると思いますが、子どもの前で落ち込んだ姿を見せたり、夜になっても寝れないぐらい悩んだり落ち込む人は仕事が続かないですよ。
子どもはよく転んでけがをしますし、病気にもかかりやすいですよね。
可愛い子どもですから、発育、学校生活、友達関係、学習面などで色々と心配になりますが、度を越えてしまうほど心配になる場合は仕事どころではなくなります。
子どもと良い距離感で、あえて一歩下がって見守るぐらいの姿勢なら仕事と上手くバランスがとれるでしょう。
- 仕事で失敗なんて許されない
- 家事は全て完璧にこなす
- 育児は全力投球
こんなの幻想でしかありませんよ。
全てを100%こなすのは不可能です!ハッキリと断言します。
できない自分を認めていかない限り、一生苦しみながら働くことになります…。
実はパート歯科衛生士はこんな悩みを抱えているんです…。 歯科衛生士の私が患者さんから言われて嬉しかった言葉 歯科衛生士として復職するのが不安な人向け~復職前の行動リスト5選~ 歯科衛生士の本はどこに売っているの?どこで買えるの?