就活中の歯科衛生士学生のみなさん、履歴書の志望動機の書き方に悩んでいませんか?
私は今は現役の歯科衛生士ですが、就活中はとても大変だった記憶があります。
特に困ったのが履歴書の書き方です。
書きたいことはたくさんあるけれど、うまくまとまらない…。
自分の強みが何なのか分からない…など悩みすぎて時間ばかりが過ぎていました。
しかし!!就職活動は国家試験の受験前にあるので就活と同時進行で勉強もしなければいけない!
履歴書に時間をとられている余裕なんかないんですよね。
そこで今回は実際に私が採用された履歴書の内容を公開するとともに、歯科衛生士のための履歴書の書き方を伝授したいと思います。
ぜひ悩んでいる方は参考にしてくださいね。
私が採用された履歴書はこれだ!
ではさっそく私が実際に面接の際に提出した履歴書の内容を公開しちゃいます。
志望動機
歯科衛生士として仕事をしていく上で、歯科衛生士業務の一つでもある予防処置を極めたいです。
貴院では勉強会が行われているので、私も日常的な業務に加えて勉強会に積極的に参加することで、より多くの知識を身につけたいと思っています。
そして早期に一人前の歯科衛生士として活躍できるようになりたいと考えています。
学業専門分野(ゼミナール・卒業論文)
私が得意としている分野は歯科予防処置です。
臨床実習で多くの方の口腔内を見させていただきましたが、年齢、性別、全身的疾患の有無などにより口腔内の状態は大きく異なるため、一人ひとりに合わせた方法でスケーリングやフッ素塗布を行わなければならないことを学びました。
実習を通して予防に対してより興味が湧き、卒業論文のテーマを「フッ化物配合歯磨剤のフッ素濃度の違いによるう蝕予防効果」に設定し、現在作成しています。
※就活中にまだ卒業論文作成中だったため完成していなかった
学業以外に力を注いだこと(課外活動・アルバイト・ボランティア)
オープンキャンパスのボランティアに参加しました。
私が高校生の時、初めてオープンキャンパスへ参加した時の緊張感を思い出し、懐かしさと同時に初心に戻り、気を引き締めることができました。
また多くの高校生の方に〇〇〇(自分の通っていた専門学校名)の良さを伝えるため、パワーポイントを使用した学校紹介を行い、病院内の案内をしました。
私のセールスポイント
決めたことはしっかり最後までやり抜くことができます。
また気楽に過ごすことが嫌いで、常に不安でいてこそ、それを原動力として立ち止まることなく前進することができると思っています。
常に前向きでいることが私の一番の長所です。
特技・趣味
趣味は登山です。
頂上に着いた時に味わう達成感が好きで登山を続けています。
楽しむためには健康管理と計画的な体力づくりも必要です。
こうした計画を立てて実践することも大切ですが、登山中にすれ違う人たちとの触れ合いも私には楽しみの一つです。
資格・免許・記録・賞など
メディカルクラーク
介護職員初任者研修
普通自動車免許
レタリング技能検定
情報技術検定
グラフィックデザイン検定
上記が私が学生当時に書いた履歴書の内容です。
今見返すと言葉足らずだなぁとか、言い回しが子どもっぽいなと正直感じますが、それはそれで学生の良さが滲み出ていると思うので良いかと。笑
私が使用した履歴書は学校専用のものなので、他の学校の学生さんとは多少フォーマットが違うかもしれませんがご了承ください。
では次に、履歴書を書くときに必要最低限おさえておきたいポイントを書いていきます。
履歴書を書くときにおさえておきたい基本的なこと
言葉遣い
①話し言葉にしない
「なんで」「だから」「でも」の接続語をついつい使ってしまいがちですが、これは話し言葉です。
「なんで」「だから」→「したがって」「つまり」
「でも」→「しかし」「だが」
このように変換しましょう。
他にもよく間違えてしまうのが「御社」です。これも文章で使うのはNG。
「御社」→「貴社」
※歯科医院の場合は貴院にしましょう。
②略語を使わない
普段当たり前のように使っている言葉で略しているものってありますよね。
バイト→アルバイト
学祭→学園祭
辞書で調べれば正式名称が分かるので迷ったときは確認しましょう。
③語尾を統一する
文章の終わりを「~ます。~です。」もしく「~である。」にすると思いますが、一度決めたらどちらかに統一して最後まで書きましょう。
両方が混ざった文章はとても違和感があります。
志望動機は歯科医院の良さを引き出せ!
志望動機…。正直に言うと「給料が良いから」「家から近いから」「福利厚生がいいから」ですよね。笑
私を含め、クラスメイトはほとんどが同じような理由でした。
でももちろん履歴書には、そんな本当の理由を書いてはいけません。
じゃあどうするか…?
それは就職したい歯科医院でしか学べないことや出来ないことを書くんです。
例えば…
・週に1回、勉強会をしている
・最先端の設備が充実している
・セミナーや学会に一緒に参加できる
・自主練習がさせてもらえる
・担当制で患者さんのメインテナンスができる
などがあります。
歯科医院のHPで、医院の紹介をしているページがあると思うのでチェックしてみましょう。
「ここの歯科医院じゃないとダメなんです!!」という熱意を伝えられるといいですね。
具体例を出す
アルバイト経験やボランティアのことを書きたいと思った場合、何か一つ具体的な事柄を取り上げると良いです。
私の場合はオープンキャンパスでボランティアをしたのですが、自分がパワーポイントを使用して学校紹介を行ったことと、病院案内をしたことを挙げています。
履歴書をみる人(ここでは院長)は、就活生の学校での様子など一切見ていないので、自分から分かりやすく書かないと伝えることができません。
特技・趣味からアピールする
例えば超オタク並みに極めている趣味があった場合、それを正直に履歴書に書きたくなると思いますがちょっと考えてみてほしいことがあります。
それは趣味・特技から院長にアピールできるポイントはないかを探すことです。
私の「登山」を例に挙げてみると…
登山を楽しむためには健康管理と計画的な体力づくりが必要
このように書きましたが、これは入社後も大切になるポイントだとお気づきでしょうか?
入社したら病気で欠勤しません、毎日元気に出社します!!
と遠回しにアピールしているんです。笑
登山は本当に趣味なのですが、ただ登山が楽しい理由みたいなのを書くのではなく仕事にも活かせる話を取り入れると良いと思います。
ぜひ皆さんの特技・趣味からもアピールポイントを抽出してみてくださいね!
履歴書を書きやすくするために在学中にするべきこと!
履歴書を書くときに手が止まってしまう原因の一つとして、「ネタがない…」問題があります。
ネタ集めのために履歴書を書く前にしておくといいことをまとめたので、まだ就活まで時間がある人はぜひ取り組んでください。
ボランティア活動を積極的にしよう
面接では勉強以外に学生時代に力を注いだことを聞かれることが多いです。
その時に役立つのがボランティア活動です。学校でボランティア活動が無い場合は、自分で調べて地域のボランティアに参加しましょう!
その時には学校の先生に報告し、証明になるようなものを残しておくと良いですね。
歯科医院でアルバイトする
もし学校がアルバイトOKの場合は、ぜひ歯科助手として歯科医院でバイトをしましょう。
在学中は自分の勉強にもなりますし、面接の際は院長から「即戦力になりそう!」と期待してもらえるかもしれません。
また私の身近な事例なのですが、バイト先の院長からスカウトがある場合も。
「良かったら卒業してから歯科衛生士として働かない?」と誘われれば、面倒な就活をしなくて済みます。
(もちろん本人が希望する歯科医院で働くのが1番ですよ~!)
得意分野を決める
歯科衛生士には主に3つの分野があります。
患者さん一人ひとりにあわせた歯磨き指導や、食事指導も重要です。
学生の時に実習があると思いますが、その際に1番興味を持ったことや、得意かも!と思ったことを自分の強みにすると良いと思います。
例えば、スケーリングの実習で先生からの評価が良かったり、クラスメイトからも上手だね!なんて言われることがあったなら自信につながりますよね。
そういう経験を忘れずにしておくと将来歯科衛生士になった時にさらにスキルアップできます。
あと歯科衛生士業務以外にも気にしてほしいことがあります。
矯正・口腔外科・小児科・歯周病・高齢歯科・障害者歯科・インプラント・補綴・保存…
など歯科にはさまざまな分野が存在するので、自分がどんな分野で活躍したいのか意識しておくと良いです。
在学中に得意分野をつくっておくと、もし就職先が一般歯科以外だった場合にアピールできますよ。
友人に自分の良いところを教えてもらおう!
自分のセールスポイントを考えるのってすごく難しいですよね。
私は、自分で自分の良いところを書いていると自慢っぽくなるなぁ~とモヤモヤしていました。
そこで考えたのが、友人に「私のいいところあったら教えて!」と直球で質問すること。笑
仲のいい友人なら綺麗ごとを言わず、本当のことを教えてくれるので良かったです。
客観的な意見をもらえば、自信をもって履歴書にも書くことができました。
以上が現役歯科衛生士が伝授する合格する履歴書の書き方です。
mint
ライバルに負けない最高の履歴書を完成させてくださいね!!
応援しています。
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