実はパート歯科衛生士はこんな悩みを抱えているんです…。

パート歯科衛生士の悩みの種をまとめました

パート歯科衛生士は子どもが学校に行っている間だけ働くことができるため子育てとの両立がしやすく、短時間でもそこそこ稼げることができますが、心の奥底では色々な悩みを抱えながら働いている方が多いんです。

そこで今回はパート歯科衛生士が抱えている悩みをピックアップしました。

こんな人に読んでほしい
  1. パート歯科衛生士になろうか悩んでいる
  2. パートにはどんな悩みがあるのか知りたい

人間関係

職場のスタッフと馴染めない

週2や3日しか勤務しないため正社員の歯科衛生士との距離感が生まれやすく、勤務中に円滑なコミュニケーションがとれないことがあります。

パートという立場上、正社員に向かって意見しにくかったり気を遣いすぎてしまう方が多いようですが、本来は立場関係なく対等に話し合いができることが望ましいですよね。

院長とうまくいかなかったり不満がある

歯科衛生士や歯科助手とは問題なくうまくやっているが、院長とは分かち合えないと思う歯科衛生士もいます。

・患者さんが少ないと契約した勤務時間より早く帰らされる
・重要な仕事を正社員に任せて、パートは都合よく扱われる
・正社員とは和気あいあい仲良くしているがパートにはよそよそしい
・新しい企画の提案をしてもあんまりいい顔をされない
・一生懸命やっても評価されないと感じる

あからさまな差別はなくとも、パートという理由でなんとなく壁があると感じてしまう歯科衛生士もいるようです。


早く仕事を覚えられない

週2,3回の勤務の場合、新しいことを教えてもらっても次の日から休みが何日か続くと忘れてしまうことがあります。

1つ覚えると1つ忘れる…というようになかなか仕事を覚えられなかったり、完璧に理解するまで時間がかかってしまいます。

治療の流れは歯科医師によってバラバラで、使う道具も少しずつ違っていたりするので、暗記することがとても多い歯科の世界。

それなのに覚えるのが遅いというだけで周りの先輩たちから「なんで教えたのに間違えるの?」「この前も言ったのに…」と責められたり、怒られてしまうため悩みがさらに大きくなってしまうケースもあります。

体力面

パートを選択する歯科衛生士の多くは子育て中で、家庭と両立しながら働きたいと思っている方がほとんどです。

子どもの世話をするだけでも体力を消耗しますが、そこに仕事をプラスしたことで腰痛や肩こりがひどくなり苦しんでいる人が多いです。

仕事が終わってからも休む暇なく家事や育児に追われることで、疲れが蓄積してしまい、休んでも休んだ気がしなかったり疲れが解消されないこともあります。

モチベーションが上がらない

上記で書いたように歯科医院に貢献(自費率UP、リコール患者数UPなど)したとしても院長から評価されないと「何のために働いているんだろう」「どれだけ頑張っても所詮パートだから意味ないんじゃないか…」とマイナス思考になりがちです。

働く理由の第一目的がお金の場合はそこまで悩むことは少ないですが、お金よりも歯科衛生士として役に立ちたいという自己実現欲求が強い場合はモチベーションが低下してしまうようです。


将来的なキャリアの不安

20代、30代、40代…と年を重ねると今まで何となく漠然とやっていた仕事や自分自身を振り返る瞬間がやってくるものです。

「果たしてこのまま年をとって自分は幸せなのだろうか」

「歯科衛生士としてもっとできることはあるんじゃないか」

「新しいことにチャレンジしたい」

「患者さんともっと関わりたい」

パートという枠組みから抜け出したくなったり、歯科医師から都合よく扱われる存在ではなくて自立した歯科衛生士を目指すようになることがあります。

給与面の不満

労働契約書では8時半~13時の勤務時間でも、実際は患者さんが少ない日は13時より早く帰らなければならず、思っていたより稼げなかったという歯科医院が多いです。

その不満を院長に相談しにくく、それならばもっと長く働ける歯科医院に転職しようと考えたり悩んでしまう人もいます。

急に休みをもらうのが気まずい

子どもの急な発熱や感染病のため仕事に行けなくなってしまうと、出勤日の朝に休みの連絡をしなければいけないこともあります。

普段からスタッフ同士でフォロー体制がとれている歯科医院は問題ないですが、正社員ばかりで休むスタッフが普段全くいないような医院の場合は、パートの自分だけが急に休みをもらうことに罪悪感をもってしまうようです。

有給が使いにくい

労働基準法の改正によりパートにも有給休暇が付与されるようになりましたが、少人数で診療している歯科医院だと1人が休むと大きく仕事に影響が出るため有給が使いにくいことがあります。

法律上は必ず有給消化しなければならないのですが実際のところ使えていない歯科医院も多いですし、正社員の人が使っていないとパートは尚更無理な状況になります。

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