学生が妊娠した…そのあとにすべきことは?

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歯科衛生士専門学校に通っているどこにでもいる平凡な学生だったのに、ある日突然妊娠してしまった…。

そう、それはこのブログの運営をしている私のこと。

この出来事は今から約4年前の話になりますが、あれから私は子どもを出産し、学校も卒業して歯科衛生士となりました。

今では2児の母となり日々子育てと仕事に奮闘中です。

このブログの記事にたどりついたということは、4年前の私のように学生で妊娠してしまい1人で「どうしよう…」と悩んでいる方も、もしかしたらいるかもしれませんね。

学生であっても計画した妊娠なら問題はないと思いますが、予想外の妊娠だった場合は気が動転していると思います。

でも頭の中を整理しながら、今するべきことを考えましょう。

私の実体験から、妊娠発覚~出産前までに重要になることをリストアップしたので、ぜひお役立てください。

学生で妊娠すると問題になること

学生が妊娠した後に考えられる問題といえば…

  • 妊娠の報告
  • 子どもは産むのか?
  • 結婚するのか?
  • お金
  • 学校
  • 進路
  • 住まい

すぐに思い浮かぶ問題は、上記のようなことだと思います。

実際に私も、毎月規則正しくきていた生理がこなくなり、もしかして…?と思い検査したところ妊娠が発覚。

分かったその日は、嬉しいとかビックリとかいう感情よりも、今後のことが不安でたまらなくなり誰にも報告することはできませんでした。

しかしずっと誰にも話さず解決できる問題ではないし、1人で悩んでいるうちにお腹の中にいる赤ちゃんはどんどん大きくなる…。

なので私は次の日には彼氏(今の夫)に連絡し、今後について話し合いを進めました。

今悩んでいる学生さんもしっかり現実と向き合い、1つ1つの事柄を解決していきましょう!


妊娠後にすべきことリスト

産婦人科に行こう

妊娠したかも…と思った時、まずはドラッグストアで妊娠検査薬を買って確認した方が多いと思います。

高確率で妊娠の有無は分かるのですが、やはり100%正確なデータを得るために、産婦人科を受診しましょう。

初診で産婦人科へ行くと、問診表を記入すると思いますが「妊娠した可能性が高いので検査したい」と回答すれば良いです。

産婦人科選びに気をつけよう

また受診する産婦人科を決める際は、「今後出産でお世話になる可能性がある」ということを念頭に置いた方がいいです。

なぜかというと、一度検査して妊娠と認められたあとに、「やっぱり違う産婦人科にしよう~」と変えた場合、その産婦人科でもまた同じ検査をすることになるからです。

出産は自費診療なので、料金のことを考えたら1つの産婦人科に絞りましょう。

赤ちゃんの父親にあたる人・両親に妊娠の報告をしよう

赤ちゃんの父親にあたる人に報告

産婦人科に行き、100%妊娠していたことが判明したら、まず赤ちゃんの父親にあたる人に報告するのがベストだと思います。

ほとんどの人は現在の彼氏だと思いますが、中には付き合ってもない男性の子どもの可能性もありますよね…。

私の場合は彼氏でしたが、遠距離恋愛をしていたので電話で報告をしました。

彼氏が10歳以上年上だったこともあり、反応はそこまでビックリしていなくて落ち着いて話し合いができました。

これがもし学生同士だった場合、男性が「どうしよう…責任とれない…」なんて言い出すかもしれませんし、それとは反対に「嬉しい!結婚して2人で育てよう!」と男らしい発言もあるかもしれません。

どちらにせよ報告してすぐはお互いに動揺して冷静な判断ができていない可能性もあるので、勢いで決めずにしっかり真剣に話し合ってください

報告するときに伝えること

①産婦人科で検査してもらった内容を話す(今妊娠何カ月なのか?出産予定日はどのくらいになりそうか?)

②自分は子どもを産みたいのか、中絶する気なのか伝える

③男性側の意見を聞く

④最終的に2人の意見を一致させること

両親に報告

もし男性と上手く話し合いが進み、意見がまとまったら次は両親に報告しましょう。

私の場合は彼氏(今の夫)が、両親の目の前で「mintさんと結婚して、子どもも責任をもって養います。出産後は学校に復帰して卒業できるように全力でサポートします。経済的な苦労もさせません」的なことを伝えてくれたので両親と揉めることなく結婚と出産ができました。

しっかり誠意を見せてくれたので、私もとても心強く安心できましたよ。

でも私みたいにすんなり結婚が許されるケースは少ないかもしれないですね。

お互い学生だったら、両親は「学校も卒業していないのに子どもなんか育てられるわけないだろ」「子どもを育てるのにどれだけお金がかかると思ってるんだ」「就職はどうするの?」などなど心配事が多すぎて反対されると思います。

その時にこれらの問題をどう対処していくのか答えられるようにしておきましょう。

もしここで解決策が見つけられない場合は、残念ですが子どもを産むのは諦めたほうか良いと思います。(厳しいことを言いますが、現在子育てをしながら大変さを痛感しているので…)

産んだ後に「どうしようもなくなって、施設に預けることに…」なんてことには絶対しないでください。子どもを育てるということは、それ相当の覚悟が必要です。


これがもし出産ではなく中絶を選択した場合…

中絶費用は決して安くないので、もし学生でお金が無かった場合は両親に支払ってもらう可能性も出てきます。

またお金があったとしても、手術するには親の同意書が必要だったりするので内緒にしようと思ってもバレます。

なのでしっかり反省して、二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓うしかないですね。

子どもを出産するのか、中絶するのか決めよう

子どもを育てる覚悟があるのか真剣に話し合おう

私が妊娠したと分かった直後、頭の中では「私がママになるの?大丈夫かな。不安だな…。でも自分の赤ちゃんがお腹にいるんだ。不思議だなぁ。赤ちゃんに会えたら可愛いだろうな…。育てたいな。」

こんなことばかり考えていました。

身近に赤ちゃんがいる環境ではなかったので、子どもを育てるという感覚が全く分からず、ただただ赤ちゃんは可愛いものだという認識でした。

でも今2児の母になり、当時の自分に伝えたいこと。

頭の中がお花畑!!確かに子どもは可愛いよ。でもそれ以上に親としての責任がのしかかるから辛いこと・大変なことも多いよ。

ぜひこの記事を読んでいる学生さんには現実をみてほしいので、具体的に子どもを育てる上で大事なポイントをお伝えします。

子どもを育てる上で大事なこと

経済状況

最低でも年収の手取りが350万円はないと家族3人の生活は厳しいです。これでも節約を意識しないと赤字になる感じ。

余裕がある暮らしがしたいなら500万円ほどは欲しい。

子どもが幼稚園に入園すると一気に支出が増えるので、日々貯金をすることも大切です。

両親のサポート

もし学生を続けながら子どもを育てる場合、夫婦だけでは大変なことがあります。

そんな時に両親のサポートがあると助けてもらえます。

例えば…

・ママが学校に行っている間、両親が子どもをみてくれる。

・もし保育園に預けたとしても、子どもが熱を出してお迎えコールがかかってきた場合、両親が代わりにお迎えに行ってくれる。

・テスト期間中の土日、どうしても集中したいときに子どもの世話をしてくれる。

今後の住居

お互いに実家暮らしだった場合、結婚後は一緒に住むのが理想ですよね。

そうなると新しくアパートを探し、家具・家電を揃えなければいけません。

その他、引っ越し費用・家賃・光熱費…などお金がとにかくかかります。

お金を節約したいなら、両親と話し合って実家でそのまま暮らすというのもありですね。

自分の時間は無くなる

生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜関係なく数時間起きに泣きます。夜寝てくれるようになっても昼間は子どもの世話に追われ、自分がゆっくりする時間なんてほとんどありません。

今まで友達と旅行やショッピングに行ったり、カフェでくつろいだり…エステや美容院で女子力向上したり、長風呂して体を休める…ということが気軽にできなくなります。

子どものために自分の時間が犠牲になる覚悟がないと、相当ストレスも溜まって辛くなります。

中絶する場合

中絶費用

妊娠初期(妊娠11週目程度)だと7~15万、妊娠後期(妊娠12週目以降)では20~30万といわれています。

学生がすぐに用意できる金額ではないですよね。でもお金が用意できないからといって何もしないでいると、どんどん赤ちゃんは大きくなっていくので中絶を決めたなら、早ければ早いほうが良いですよ。それは金額だけの話ではなく、母体への負担も考えてです。

精神的・肉体的ダメージの影響

中絶を経験したことで罪悪感、悲しみ、喪失感を覚える人が出てくるようです。また手術後は生理のように出血や痛みが数週間続くことがあります。

術後経過が良ければ今後の妊娠に影響はないのですが、もしも将来不妊になったら「あの時中絶したから…」と自分を責めてしまうかもしれません。

学校を続けるのか辞めるのか決めて学校の先生に報告しよう

そのまま通う場合

妊娠したタイミングが良ければ休学することなく赤ちゃんを出産し、卒業することができます。(学校の先生の許可が下りたら…ですが)

例えば出産予定日が、学校の夏休みと被った場合。

妊婦中も通学許可が下りれば、出産2ヶ月前ぐらいまでは通えると思います。

そうなるとお腹が大きな状態で授業を受けることになるので周りから注目を浴びるかもしれませんが、気にすることなく卒業という目標のために頑張ってくださいね!

退学の場合

学校を退学して、子どもを産んだ後は専業主婦になる場合。

学校の手続きを速やかに済ませましょう。

学費は前期と後期で納めると思いますが、既に支払った分は戻ってこないことが多いです。

(お金の話し合いは学校でしっかり確認してくださいね!)

休学の場合

休学する場合は、学校の規定があり不可能の場合もありますが自分の希望を伝えましょう。

私の場合、「1年休学して来年の4月から復帰したいです」と伝えました。

すると先生からは「待っているからね。もし1年での復帰が厳しそうなら、また相談に乗るよ」という温かいお言葉をいただきました。

そのおかげで私は1年はゆっくり出産に向けての準備と子育てに専念することができました。

私の学校は休学によって新たにお金を支払わなくてはいけない…ということはなく、休学中も学費はかかりませんでした。

しかし調べによると、学校によっては休学する場合、休学中も学費の何割かを支払わなければならないところもありました。

お金のことが気になるならしっかり確認してから、休学を決めましょう。

色んな手続きをしよう

結婚することが決まると色々な事務手続きが待っています!

私が実際に行ったことを挙げていきますね。

婚姻届を出す

住んでいる市町村の役所に行き、婚姻届を提出すると正式に夫婦になります。

女性はこの日から氏名が変わりますが、意識していないと旧姓と間違えることが多々あるので気をつけましょう!笑

名義変更する

婚姻届を出したあと私が名義変更したものはこちらです↓

・免許証

・保険証

・生命保険

・奨学金

・学校の書類

・アプリ、通販サイトの登録情報変更

免許証や保険証は手続きに手間と時間がかかるので、できるだけ早く行いましょう!

郵便局で転送届を出す

意外と忘れがちなのが、住所が変わった後に自分名義の郵便物を新しい住所に届くように変更すること。

これは郵便局に行くと変更できるので引っ越し日が決まったらすぐに手続きしましょう。

結婚式

結婚式は両親や学校の先生への報告が終わり、ひと段落してから考えましょう。

お腹の赤ちゃんのことも考えると、妊娠5ヶ月の安定期に入ってから行うのが理想です。

もし出産後の結婚式にするなら、学校の復帰がある場合は春休み・GW・夏休みなどを利用して行うと時間にも余裕があっていいかもしれませんね。

出産の準備に備えよう

出産をすることを決めたなら、赤ちゃんを自宅に迎えるための準備をしましょう。

1番最初に絶対必要なのは赤ちゃんの服・オムツ・おしりふき・ガーゼ・沐浴セット・布団・チャイルドシートです。(ミルクで育てるなら哺乳瓶やミルク缶も)

のちに必要となってくるのはベビーカー・抱っこ紐・子ども用の椅子や食器です。

その他は必要と感じたら買い足せばOK。

赤ちゃんがいて外出できなくても、今の時代は通販ですぐに物が買えるので便利です。


以上が私が学生ママになり、実際に行ってきたことです。

妊娠してから考えなければいけないこと、行動すべきことがたくさんあると分かっていただけたと思います。

その時の決断をあとから後悔することのないように、しっかり真剣に考えて決めてくださいね!

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