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歯が痛くて歯科医院に行くと歯科衛生士やドクターに必ず聞かれる症状ですが、上手く伝えられない時ってありませんか?
そこで今回は誰でも簡単に主訴を伝えられるようになる方法をお伝えします!
歯科衛生士の立場としても、患者さんとスムーズにやり取りできると治療前のお待たせする時間も減ります。
これってお互いにプラスですよね♪
歯が痛いときに確認するべき重要なポイント
まず歯が痛いときに重要になるポイントがいくつかあります。
- いつから?
- 部位は?
- どんな痛み?
- 歯がしみる or しみない
- 心当たりはある?
- 出血がある or ない
- 歯ぐきが腫れている or 腫れていない
- 何もしてなくても痛む or 痛くない
- 被せ物がしてある場合→いつ作ったものか
これらは問診するときに私が必ず確認する点です。
患者さんにいくつか質問して情報を得る場合と、過去のカルテをみて調べる場合があります。
もしこれらをすべて患者さんが伝えてくれたら「助かるー!!」と歯科衛生士なら絶対喜びますよ。笑
では、上に挙げたポイントをもう少し掘り下げてみていきましょう!
いつから痛むのか?
「いつから」というのは細かい時間じゃなくて大丈夫です。
・今日の朝
・昨日の夜寝てる時
・1週間ぐらい前
・半年前に痛かったけど放置してたら痛みが止まった。けど昨日からまた痛くなった
こんな感じで大まかでも全然いいです。
痛い部位
「この歯が痛い!」と断言できる場合
まずは下の写真を見てください。
1~8番まで数字が書いてあるのが大人の歯。(永久歯)
ちなみに8番は親しらずです。生える人もいれば生えない人もいます。
1~5番まで数字が書いてあるのが子どもの歯。(乳歯)
皆さんに知っておいてもらいたいのは歯を数字で数えるということです。前歯を中心に、左右に分かれて1番、2番…と数えていきます。(正確に言うと乳歯はアルファベット表記ですが、専門的すぎるので数字で…)
これを使って痛い歯を伝えてもらえると、医療人はすぐに分かります。
例えば…
・右上の5番
・左下の7番
ただし乳歯で抜けている歯があるとき・永久歯で抜いた歯があると、どの歯が何番目なのか把握しずらいと思うので無理に伝えなくてもいいですよ!そういう時は指で指して「この歯だよ」と教えていただけたら嬉しいです。
痛い部位があいまいな時
・右上の前歯らへん
・左下の奥歯が全体的に
・右側の上と下両方
左右・上下だけはハッキリ教えてもらえると嬉しいです。
どんな痛み?
痛みには色んな種類があります。
・じんじんする痛み
・ど~んと鈍い痛み
・キリキリする痛み
・ズキン!とする痛み
こんな感じの表現をしてもらえると分かりやすいです。
その他に痛みの程度。
・激しい痛みがいきなりくるが、すぐにおさまる
・弱いけどずっと痛い
・強い痛みがずっと続く など…
歯がしみる or しみない
歯がしみる場合の重要なポイント。
・冷たい飲み物を飲んだ時にしみる
・温かい飲み物を飲んだ時にしみる
・空気が当たっただけでもしみる
歯の症状を診断するにあたり、ここは結構重要なポイントです。
心当たりはある?
これは歯が痛くなった原因に少しでも心当たりがあったら教えてほしいです。
・そういえば3日前に歯をぶつけた
・2日前に歯磨きしていたら痛くなった
・ずっとむし歯を放置していた
・以前違う歯科医院でむし歯と言われたけど治療していない など…
出血がある or ない
出血の有無も大切な情報です。
・いつもは出ないのに今朝の歯磨きの時は血が出た
・歯間ブラシを通したらドロッとした血が出た
歯ぐきが腫れている or 腫れていない
歯が痛くても、歯以外に症状がでる場合があります。
その中でも1番多いのが歯ぐきの炎症です。
・他の部分に比べて歯ぐきがすごく腫れている
・歯ぐきがぶよぶよしている
・歯ぐきに赤い発疹ができている
・歯ぐきから膿がでる など…
何もしていなくても痛い or 痛くない
・食事するときに食べ物を噛むと痛い
・顎を動かすと痛い
・口を開けるときに痛い
・口を動かしていないけどずっと痛い
・舌で歯を触ると痛い など…
被せ物がしてある歯なのか?
もし痛い歯が断言できる場合、確認してほしいのが被せ物や詰め物が入っている歯なのか?ということ。
また、その詰め物が欠けた・割れた・取れた場合は捨てずに持ってきてもらえると助かります。
(※損失した・飲み込んでしまった等で手物にない場合は教えてください)
取れた詰め物をみて、どんな材料で作られたものなのか判断できることが多いです。
そうすると過去の治療歴を探すのもスムーズになります。
※来院が初めての歯科医院の場合は過去のカルテはありません。あくまでかかりつけ医の場合です。
あとは患者さんが、前回治療した時期を覚えていたら教えてもらえると助かります!
でも覚えていない方がほとんどだと思いますので気にしなくても大丈夫ですよ。
紙にメモしてもらえると時間短縮になる
上記に書いたことを参考にして主訴を伝えていただけると、細かい情報が得られるのでドクターも適切な治療を進めることができます。
また来院前に紙にメモしてもらえると、診察時に少し時間短縮になりますよ!
通常は問診といって、ドクターや歯科衛生士が上記に書いたような項目を細かく質問して情報収集しています。
そしてそのあと、実際に口の中を診たり触ったりして状態を確認します。
あらかじめ細かく情報を書かれたメモがあれば、歯科衛生士ならすぐにドクターに報告ができますし、ドクターもすぐに症状を絞ることができます。
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歯科医院に行くときの持ち物についてまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてください。