私は19歳の時に歯列矯正をスタートして約4年間ブラケットを装着していました。
矯正時代の写真がたくさんあれば良かったのですが、当時の私はかなり歯並びにコンプレックスを抱いていたので写真を撮って記録に残すことなど考えもしませんでした…。
今はSNSに矯正記録を残す時代になっているので驚きです。
一生懸命写真を探したのですが、探し出せたのはたった1枚。
母にLINEで写真を送信した履歴からなんとか見つけたのですが…まさかこの1枚が残っているとはびっくりです。笑
確かクワドヘリックスをつけたばかりで、口の中がどうなっているのかすごく気になって撮影した気がします。
衝撃的な写真からスタートしまい申し訳ありませんが、現在はブラケットは外れて、綺麗な歯並びを手に入れることができています♪
歯列矯正中は体験した人にしか分からない痛みや辛いエピソードがたくさんあるので、今回は昔を振り返りながら書いていきますね。
歯列矯正中の辛かったエピソード
多額な出費
まず歯列矯正を始める上で辛いことといえばお金…。
審美目的の歯列矯正は自費になるので、とにかくお金がかかります!
特に最初の支払いが高額です。
私はその時アルバイトをしていたので、自分のクレジットカードを作り、ローンを組んでバイト代から矯正費用を払いました。(現在は返済済み)
簡単に言えば借金をしているのですが私は1日も早く矯正を始めたい!という気持ちが強すぎたため、深く考えずに行動していましたね…。
当時は借金している自覚がかなり薄かったですが、今冷静になって振り返ると軽率すぎたと思います。
人生はいつ何が起こるか分からないので、先払いする分の費用だけは貯金してからスタートしたほうが賢明ですよ。
とにかく痛い
ブラケットを装着した当日は違和感はありますが、そんなに痛くないんです。
問題はその翌日の朝!
前日とは比べ物にならないくらい歯を締め付けるような痛みがあり、上下の歯をちょっと接触させるだけで「ジ~~ン」と痛みが広がりました。
・装着したばかりの時
・歯並びの悪い場所を強く引っ張る調整を行った時
・インプラントアンカーやクワドヘリックスなど特別な装置をつけた時
人間にとって痛みはストレスでしかないので、とっても辛かったです…。
固いものが食べられない
痛みがあると自動的に固いものが噛めなくなります。
ひどい時は、ほぐれた鮭が入ったおかゆも食べれませんでした。
でもお腹は空くし、栄養面も心配だったので私が重宝したのがinゼリー!
直接吸うのも無理だったので、お皿に全部出してスプーンで食べました。
あとはスープ。私はコーンポタージュが好きなのでよく飲んでいましたよ。
食事に制限ができる
私は透明なブラケット装置だったのですが、担当医からカレー・コーヒー・ワインなどは着色するから避けるように言われました。
カレーが無性に食べたくなる日があっても、グッと我慢しました…。
食べ物がブラケットに挟まって気持ち悪い
ブラケットは凸凹した作りで、さらにワイヤーで繋げているので食べ物がよく挟まりました。
特に肉や繊維質の野菜(ホウレン草、水菜、モヤシなど)は絡まりやすく、舌で取ろうと思っても全然取れません。
歯磨きが大変
矯正前と同じ磨き方をしていたら間違いなくむし歯になっていたと思います…。
私は幸い歯科衛生士学生だったので歯磨きの知識があり、丁寧なブラッシングができたおかげで矯正中のむし歯はゼロでした。
しかし歯ブラシ・歯間ブラシ・タフトブラシの3つの道具を使うため、歯磨きする時間は以前より長くなり、腕が疲れることもしばしばありました。
私が愛用していたグッズです
口内炎がたくさんできる
ブラケットに針金のようなものを巻き付けている状態なので、針金の先が少しでも口の粘膜当たると痛いです。
それがずっと当たっている状態が続くと、その部分に口内炎ができてしまい、醤油やお酢など酸っぱいものを食べるとしみるので、ご飯を食べるのが嫌になる時期もありました。
あまりにも我慢できない時は救世主の「ワックス」を使用していました。
奥歯の方に付けるにはコツが必要なのですが、上手く引っ付けられると、一気に痛みが和らぐのでオススメです!
一時期、上下の歯が咬み合わなくなる
私の歯並びは上下左右の2番目の歯が奥へ下がっていたので、綺麗に歯列が並ぶように引っ張り出す必要がありましたが、一気に上下の歯を動かすのではなく、まずは上の歯から行いました。
そのため上の2番の歯が下の歯を乗り越えようとする時期があり、上下の歯を奥歯でカチッと咬めなくなったのです。
今まで当たり前のように奥歯で食べ物を噛んでいたのに、いきなり前歯でしか噛み切れなくなったので違和感がすごかったです。
しかもこの時期に、前歯の端っこが一部欠けたんですよね…。なので力の入れすぎに注意です!
スケジュール管理が大変
矯正がスタートすると平均して月に1回は歯科医院へ行くことになります。
当時学生だった私は、学校とバイトで忙しく、歯科医院に行く日を決めるのが結構大変でした。
(歯科医院も予約でいっぱいで、希望の日に予約できないことが多い)
トラブルがなければいいのですが、4年もブラケットをつけていれば少なからず問題が起きます。
私の場合は、ブラケットやワイヤーが取れたり、顎間ゴムが早く無くなってしまったので貰いに行かないといけなくなったことがありました。
予約した日を忘れてしまったこともあり、先生に迷惑をかけてしまったので皆さんは私みたいにならないように手帳にしっかり書いておきましょう!
人の目が気になる
やはりブラケット矯正は目立つので「この人矯正している」という目線を感じることがありました。
私は歯科衛生士の学校に通っており、同級生にも矯正をしている人が多かったのでそこまで気にならなかったですが、歯と無縁の学校や職場だと物珍しそうに見られます…。
あと子どもはとっても純粋なので「お姉ちゃん、歯に何かついてるよ?」と直球で聞かれました。笑
予定より矯正が長引く
矯正生活が後半になってくると、早くブラケットを外したい欲が出てきます。
もう見た目はキレイになったから終われるんだろうなぁと思っていても、担当医の先生からは「もう少し移動させたほうが咬み合わせのバランスが良くなる」「歯の隙間が埋まればなぁ…」と言われ、先生との相談の上、予定していたよりも延長しました。
もちろん担当医の先生は私に決定権をくれたので、最終的に延長を決めたのは自分自身なのですが、心の中ではまだ歯並びを綺麗にしたい欲と早く終わりたい欲が葛藤している状態でした。