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今回は動画投稿を始めた経緯から、広告収入を得るまでの道のり、YouTuberになれた今の率直な思いなどをまとめてみました。
動画投稿始めたきっかけ
私は幼少期からものづくりが大好きで、小学校高学年の頃にはインターネットの世界で自分だけのHPづくりにもハマっていました。
高校受験の時期にはネット依存症が酷すぎて勉強が疎かになり、とてもヒヤヒヤした思い出があります。笑
そんな幼少期を過ごしたため、すでにYouTuberとして活躍されているクリエイターをみていると子供の頃の楽しかった記憶が蘇り「自分も動画作りをしてみたい!」と思ったわけです。
動機はいたって単純でした…
しかしやる気はあっても具体的にどんなチャンネルにしたいかが決まっておらず、お金をかけずに家で撮影できるといいなぁ〜というボンヤリとしたことだけを考え、私が1番最初に投稿したのは「子どものおやつの紹介」でした。
普段子供にあげている市販のおやつを開封してお皿に盛り付ける…という何ともシュールな動画が完成。
この時はどんな動画が人気なのか全く分からず、ただ自分のやりたいことだけを考えて撮影していたので、もちろん誰も見てくれるわけがありません。
さすがに視聴者がゼロなのはショックだったので、少しずつ人に見てもらえる動画を作ることを意識するようになりました。
ある日1本の動画がバズった
試行錯誤しながら撮影した、ある動画の視聴回数がいきなり伸び始めた時期がありました。
その内容というのがルーティン動画です。(朝起きてから夜寝るまでの様子を撮影したものです)
今でこそ有名なフレーズですが、私が始めたころはまだ知っている人は少なかったジャンル。
ルーティン動画を上げると視聴回数が上がるとともにチャンネル登録者数も増えていく…。
その動画を投稿する前は40人ほどだった登録者が1週間後には1000人超え!
YouTuberの条件として「登録者数が1000人以上、過去12ヶ月間の総再生回数が4000時間」があるのですが、1本の動画をきっかけにあっという間にクリアしたのです。
しかも最初はわずかですが、広告収入も入ってきて嬉しさとともに、このジャンルの動画はたくさんの人が見てくれる!と調子に乗ってしまい、定期的に似たような動画をアップするようになりました。
夫に報告したことがきっかけで考え方が変わる
単純人間な私はYouTuberになれたことを1人で黙っていられるわけもなく、すぐに夫に話しました。
今まで私がコソコソと動画を撮っている様子を外野から眺めていた夫ですが、このとき初めて私の撮影した動画を見て一言…。
「プライベートをこんなにもさらけ出して怖くないの?」
正直一緒に喜んでくれると思っていたので、その一言はとても悲しかったです。
しかしそれと同時に夫が冷静に発したその言葉を聞いて、私はふと我に戻りました。
他のYouTuberがやっていることを真似て、一気に動画再生数が伸びて調子に乗った私は「もっと撮影して人気になりたい!」とプライベートな部分をたくさんさらけ出すように…。
顔出しはしていなかったものの私のことを知っている人が見たら気付くかもしれないような動画を全国ネットに配信していたのです。
急に怖くなった私はアップしていた動画をすぐに消しました。
きっと夫の一言がなければプライベートな動画配信を続け、どんどんチャンネル登録者も伸びていたことでしょう…。
今は冷静さをとり戻し、健全なチャンネルになるよう試行錯誤しています!
ネット社会を甘くみないほうがいい
YouTuberといえば顔出ししてプライベートをみせているイメージが強いかもしれませんが、もし同じようにやるならそれ相当の覚悟が必要だと感じています。
ヤバい大人もいることを忘れないで
もう今は削除しましたが、子どもとプールで遊ぶ様子を撮影した動画をアップしたときの話。
YouTubeアカウントのプロフィール画像が男性の自撮り写真の人たちからのチャンネル登録通知が一気に増えたことがあります…。
世の中には幼児や小児に性的嗜好・性的欲求を抱く人がおり、たびたびニュースでも取り上げられていますよね。
YouTubeでは子どもの水着姿を撮影した動画が山ほどありますが、視聴者の中には犯罪を犯すようなヤバい人もいるってことを忘れてはいけません。
自分の10年後を想像しよう
もし顔出しして動画配信するなら10年後もネット上に自分の顔が残っていて後悔しないか考えましょう。
今20代で独身なら10年後は結婚しているかもしれない。
今30代で夫と子どもがいるなら、10年後は子どもは大きくなっていて自分も他にやりたいことが見つかるかもしれない。
人生はまだまだ長いし、いつでも変わるチャンスがあります。
でもネット上に自分の名前や顔が残っていると、新しいチャレンジを阻害する可能性があることをしっかりと覚えておきましょう。
個人情報流出に気を付けよう
ここまで読んで「顔出しせずにやれば大丈夫じゃん!」と思った方もいるかもしれませんが、動画には顔以外に個人情報が特定できてしまうものがたくさんあります。
通販で届いた段ボールに記載されている住所や注文番号
動画にちらっと映った場合、拡大してみたらバレますよ…。
近所の風景
家で撮影していなくてもその付近を撮影したら住所が特定される可能性大。
家の間取り
なんと!アパートやマンションの場合は動画で間取りが映ると、どのマンションに住んでいるのか特定できてしまうそうです。
人気YouTubeはよくバレるので引っ越ししていますよね。
地域限定品
例えば新聞や地域のフリーペーパーは、その地域しか配送されません。
その地域限定のものが映り込むとかなり絞り込まれます。
収入について思うこと
動画を撮影するのは労働がいりますが、アップさえすればあとは勝手に広告収入が入ってくる。
このシステムに魅力を感じてYouTuberを目指す人が多いと思いますが、目先の利益にだけ目を向けていると危険ですよ。
例えばゲーム実況をして稼いでいる人たちは今はゲームで遊んでいるだけでお金が稼げるのかもしれませんが、もしYouTubeそのものが無くなった時や、広告掲載をやめることが発表されたらどうなるでしょうか?
収入がゼロになれば「ただのゲーム好きな無職」になってしまうわけです。
こんなリスクもあるということも忘れず、これからYouTuberを目指す方には長期的なプランを立てて始めてもらいたいと思っています。