来年の4月から小学校に通う長女はランドセルをいち早く買い、学校で勉強したくてたまらない様子です。
家でするごっこ遊びも、学校の先生になりきったり、授業で発表するマネをして楽しんでいます。
そして9月中旬のある日、一通のハガキが家に届きました。
そこには「健康診断通知書」という文字と、長女が入学する小学校名が…
これが噂の就学前検診というやつだ!!
実はこの約一か月前に某通信教材会社から入会案内が届きまして…
その時の冊子には「小学校入学前にすることリスト」みたいなのが題材になっていたので、何かの役に立つかもしれないと思い、いつもより念入りに目を通していました。(いつもはペラペラ~と流し読みしてゴミ箱行き。すみません)
そのリストの中の一つに「秋ごろに小学校で健康診断が行われる」と書かれていたんですよ。
「そういえば私も小さい時にやった記憶があるなぁ~懐かしいなぁ~」と思い出し、いよいよ長女にもその時が来たのかと思うと感慨深かったのです。
まだ入学は4月だし…と今までは現実味がなかったのですが、検診で実際に小学校の中に入ることができるとなると母子共に実感が湧きますね。
そこで今回は実際に就学前検診に行ってきた体験談をブログに書きまとめていきます~!
ママさんが気になるであろう、検査内容や時間、持ち物、服装、当日の様子などを細かくレポートしますね。
市町村により持ち物や行われる検査に違いがあると思いますので、あくまで一個人の体験談として参考程度にしてくださいね。
またコロナ感染症の対策中だったこともあり、持ち物や当日の様子も例年とは異なっています。
就学前検診の持ち物
・筆記用具
・母子手帳
・幼稚園で使用している健康チェックカード
・上履き(幼稚園で普段使っているものでOK)
・保護者はスリッパ
・マスク
小学校で配られる書類の中に、予防接種を受けた日を記入する用紙があったので母子手帳が必要です。
上履きはこの日のために購入する必要はなく、普段幼稚園で使用しているものを皆さん持ってきていましたよ。
保護者は携帯用スリッパを使っている人が多かったです。
マスクはコロナ対策のため着用が必須でした。
・暇つぶしできるグッズ(親子共にあったほうがいい)
・角型2号サイズの封筒が入るカバン
必須ではないけれど個人的に絶対持っていったほうがいいと思うものを3点書きました。
詳しくは下記でまとめているのでぜひご覧ください。
就学前検診の時の服装
長女は幼稚園の指示により幼稚園規定の制服で行きましたが、他の幼稚園から来ている子どもたちは体操服の格好をしている子が多く、私服で来ている子は少数でした。
母である私はラフすぎると浮くかもしれないと思ってデニムを避けてスマートカジュアルな格好にしましたが、実際学校へ行くと9割ぐらいのママさんは普段着でした!
ジャージのような家着の人はさすがにいませんでしたが、デニムとかカジュアルTシャツの人が多かったです。
ちょっとママ友とランチする感じのコーディネート分かりますか?そんな感じでしたw
残りの1割は、仕事終わりの格好のまま来たと思われる方や、授業参観のときのようなフォーマルな格好をされているママさんもいました。
しかしかなり少数だったので、あんまりきっちりとしすぎると逆に目立つと思います。
就学前検診の日時
はがきに「〇月〇日〇時~」とすでに指定された日時が書いてあるので特別なことがない限り、その日に行きます。
でもどうしてもその日は無理…という場合は問い合わせ先に連絡すれば、日にちの変更は可能のようです。
今年はコロナ化ということもあり、37.5度以上の発熱など風邪の症状があったり、体調不良を感じている場合は受診日の変更が必須でした。
また台風などで学校が休校になった場合は、健康診断も延期になり、代替日は後日連絡するとの記載もありましたよ。
働くママ、パパは看護休暇を取得して仕事を休もう
日時が指定されていると困るのか共働き世帯ですよね…。
平日の昼間なんて仕事を休まないと行けないです。
しかし看護休暇という制度を利用すれば、その日休んでも有給と同じようにお給料が保障されますよ。
看護休暇は子どもが怪我や病気をしたときだけでなく、予防接種や健康診断のときにも利用できるものです。
詳しくは厚生労働省のHPや、勤務先に確認してくださいね。
オススメの交通手段
長女が通っている幼稚園では、検診をする子どもだけ幼稚園バスで小学校まで送ってもらえました。
そのため保護者は集合時間までに小学校の門に集まればOKでした。
就学前検診にはどのくらいの子どもが集まるのか全く予想ができなかったため、車で行って駐車場に停められなかった時のことも考え、私は自転車で行くことに…。
しかし心配無用。小学校の広い校庭が駐車場代わりになっており、余裕で車が停めれました。笑
検診が終わる時間もバラバラなので渋滞することもなかったです。
きっと他の小学校も当日は校庭を利用すると思いますので、車で行っても大丈夫だと思います。
あとで詳しく書きますが、検診後は結構疲れるので車がオススメですよw
就学前検診の流れ
受付
我が家は12時半受付開始だったのでお昼ご飯を食べてから小学校へ向かいました。
小学校の玄関へ入る前にコロナ感染対策として検温と消毒を行い、そのあとスタッフの人から番号札を受け取ります。(検診中ずっと使う番号なので無くなさいように注意!)
靴はブルーシートの上に並べて、上靴やスリッパに履き替えます。
番号札と同じ受付場所で書類用紙が入った封筒を受け取って、体育館へ移動します。
封筒は角型2号の大きめサイズなので、私が持参したカバンの中には納まらず仕方なく手持ち…。
もっと大きいカバンを持ってこればよかった~と序盤で反省ポイント。
書類の記入
体育館には椅子がズラリと並べられ、後ろの方にはテーブルが数個。
そこで皆さん書類の記入をしていました。
書類用紙は15枚ぐらい入っているのですが、検診後に提出するものは5枚程度。
・保護者や子どもの名前、生年月日、住所
・予防接種を受けた日
・放課後児童クラブの利用の有無
・新1年学用品で購入したい物の確認
時間になると「皆さんご着席ください」とアナウンスが入ったため、記入途中の場合は後で書くことになります。(このとき書き終わらなくても、あとで記入する時間はたっぷりあったので焦らなくても大丈夫でした)
先生の話を聞く
空いている椅子に子どもと横並びで着席し、学校の先生から今日の検診の流れについて軽く説明がありました。
その日は100名近い子どもが集まっていたそうです。
混雑を避けるために番号札によってチーム分けして、検診を受ける順番を変えているとのことでした。
説明は約10分ぐらいでしたが、その間終始落ち着かない長女…。
椅子に座ってくれても後ろにいる友達の方をみたり、静かにせず私語をしてきたりと、元々多動気味でじっとできない性格なので余計にヒヤヒヤでした…
周りの子は大人しくじっと座っている子が多くてお利口さんだったので余計に目立つ…。
下のお子さんを連れてきている保護者の方もいらっしゃって、遠くの方から「うえーん」と赤ちゃんの泣く声が時折聞こえたので、「大変そうだなぁ…頑張ってくださいー!」と心の中でエールを送っていました。
私の行った小学校は保護者と子どもが一緒に検診にまわるシステムでしたが、子どもだけ検診に行き、その間に保護者説明会が行われる市町村もあるみたいですよ。
正直別々のほうが親の負担は減るから羨ましい…。
教室が検診会場になっていたので自分の受診する科の教室まで引率の先生が連れていってくれ、私たちは1番最初が歯科検診だったので廊下で順番待ちしました。
歯科検診
検診する前に用紙を提出し、名前の確認を行いました。
椅子に座った歯科医師の前で、子どもたちは立ったまま口を開けて、むし歯の有無や噛み合わせなどをチェックしてもらいます。
検査結果の記入は小学校の先生が担当していて、記入してもらった紙を先生から受け取って終了。
そのあとは先生の誘導は全くなく、親子だけで移動してください~というスタイルでした。
眼科検診
次は目の検査をする教室の前で待機。このときすでに長い行列ができていました。
今までほとんど眼科に行ったことがない長女は、ライトの光を目で追う検査のときに頭ごと動かして追っていて、お姉さんが困り顔でした。笑
初めて行う検査がこの後も続くので、事前に分かりやすく説明してあげることも親の役割だなぁと感じました。
光をみる検査のあとは眼科の先生による目の触診と視診で終了。
耳鼻科検診
次は耳です。移動するにしたがって行列もなが~くなり、待ち時間も増えて、多動気味の長女を大人しくさせるのが大変でした。
列の近くに同じ幼稚園のお友達がいると、その子の方に行こうとしたり、その場でじっと立っているのが辛いのかふにゃふにゃ体を動かしたり座ったりしてしまうんです。
こんなときに何か夢中になれる物が手元にあれば少しは気がまぎれたかもしれないと思い、今更ながら後悔しました。
耳の検査では耳鼻科の先生が耳と喉を視診するだけなので、かなり簡易のものです。
本当にこんなテキトーな検査で異常なところを発見できるのか疑問です…(耳くそで詰まってて中が見えないとかはあるだろうけど)
内科検診
先生に診てもらう前に服と肌着を脱いで、スムーズに受診できるようにしておきます。
内科検診では聴診器で心臓や肺の音を聞いて、喉の奥をみて終了。
長女の集中力は既になくなっており「喉かわいたぁ~」「トイレ行きたい!!」と言いたい放題。
こんなに待ち時間ができるとは思っていなかったのでお茶などは全く用意しておらず、辛うじて幼稚園で持って行っていた水筒に水分が少し残っていたので、それでなんとかしのぎました。
私も喉がカラカラでしたが我慢…水分を持っていくべきだった…(泣)
視力検査
さっき眼科検診があったのにまた目の検査がやってきました。
ここでは、視力検査としてよく行われている「C」の穴の開いているところを答えるやつ(ランドルト環)を行いました。
大人なら誰でも知っている検査ですが、幼稚園児には初めての経験です!
そのため教員の先生が子どもに検査方法を説明してくれ、理解できてから始まる感じでした。
片目を隠す道具は子どもがしっかり隠せないことがあるので、保護者の手で隠すように言われましたよ。
長女も最初は手間取っていましたが、すぐにやり方を覚えて上手に指差しできていました。
聴力検査
ここでは5人ぐらいでグループになってイヤフォンをつけて、音が聞こえている間ボタンを押し続けるという聴力検査が行われました。
これも幼稚園児にはちょっと難しい検査…。
聞こえているのかよく分からないけど適当に押しちゃう子がいそうですよね。
長女のグループには音が聞こえるたびに「聞こえたよー!」と大声で報告する男の子がいてかわいかったですw
でもうるさいと他の子が聞こえにくくなっちゃうから静かにしないといけなくて、先生に「声出さなくていいよ~」と言われていましたね。
保護者と子が別行動になる
健康診断が全て終わったあとは、親子別室になりました。
どうやら知的検査は子どものみで行うようです。
しっかり受け答えできるかなぁ…と内心不安な気持ちにもなりましたが、子どもの付き添いから解放された喜びのほうが勝ってましたw
保護者は教室で待機
保護者は教室にある椅子に座って子どもが戻ってくるまで待機です。
最初に配布された資料の記入が終わっていない人はこの待ち時間を使って記入していましたよ。
待っている時間が30分程あったので本でも持参しておけば暇つぶしができたなぁ~と思いました。
子どものみ知的検査
私は全く見ることができなかったので長女に後から聞きだした情報です。
・自分の名前を聞かれたから言ったよ
・野菜と果物のイラストをみせられて「この中で仲間外れは何?」って聞かれたよ
・飛行機と車の絵があって「空を飛ぶ乗り物はどっち?」って聞かれた
・「これと同じ絵を書いて」って言われたから〇を書いたりしたよ
検査でやったことを上手に伝えてくれましたよ~
会話のキャッチボールができるのか、5~6歳児の平均知能があるのかを検査していたようですね。
市販されているおけいこドリルとかでよく出てくる問題なので、日頃取り組んでいる子なら難なく答えられそうですね。
受付で書類を提出する
すべての検査が終わったら玄関に戻り、受付で番号札を返し、提出書類を渡します。
このときに今日の検査結果が記入された用紙がもらえて「今日の検査では特に問題ありませんでした」と一言伝えられました。
どの検査も簡易のものだったので正直「こんなんで大丈夫かしら…」と思いましたw
普段からこまめに耳鼻科や歯科に受診して異常がないか検査するほうが大切ですね。
教育相談
最後は特別学級での入学を考えているご家庭や、事前に相談しておきたいことがある保護者のみの教育相談がありましたよ。
長女は該当しなかったため知能検査で終わったのですが、このとき時計の針は15時45分を指していました。
1時間ぐらいで終わると思っていた就学前検診は、なんと3時間超えだったのです。(そのうちの7割ぐらいは待ち時間だった)
そりゃ疲れるわけだ…。
就学前検診で確認しておくといいこと
トイレは洋式?和式?
普段生活していると和式トイレを使うことはほとんどありませんよね。
というより和式トイレを見かけても隣に洋式があったらそっちを使うと思います。
でも小学校に行くと洋式のほうが少なく、和式がメインになっていることが多いです。
もしお子さんが和式トイレを使ったことがないという場合は、小学校に行く前に練習させておいたほうが安心かも。
小学生が使っている物を観察する
就学前検診では小学生たちはいませんでしたが、普段使用している教室の中は見ることができました。
机の横には手提げバッグがぶら下がっていたり、ロッカーには色んな荷物が入っており、小学校に行ったらどんなものが必要になりそうか想像することができるので、よ~く観察しておくと参考になりますよ。
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