歯科医院でできるコロナ対策とは?

歯科医院のコロナ対策 歯科衛生士ができること

日本でもコロナウイルスの感染が拡大している現在、私が勤務している歯科医院ではコロナの影響で予約のキャンセルが増えています。

確かにキャンセルは増えたのですが、歯の痛みがひどい方はじっとしていられないので来院されますし、被せ物を作っている途中の方も早く治療を終えたいのでやってきます。

来てくださる患者様を守るため、またスタッフと患者さんで感染しあうことがないように歯科医院でできる感染対策をご紹介します。

今回のテーマは「コロナウイルス感染対策!歯科医院でできる取り組みは?」です。

体温チェック

スタッフは出勤前に家で体温を測り、37.5度以上の熱がある場合は欠勤します。

熱が無い場合は出勤しますが、念のために受付でもう一度検温しています。

患者様は来院時に受付で検温して、もし37.5度以上あるようだったら診療はできないことをお伝えします。



コロナ対策用問診表

普段使用してる問診票とは別にコロナ対策用のものを作りました。

  • 2週間以内に海外への渡航歴はないか?
  • 熱が出ていないか?
  • 咳や頭痛などの症状がないか?
  • 周りでコロナに感染した疑いのある方はいないか?

これらの項目を用意して確認し、コロナの症状が疑われる方は診療をお断りしています。

また今後もし歯科医院に訪れた方、もしくはスタッフに感染者がいた場合に問診票があれば、感染拡大を防ぐための重要なデータにもなります。

トイレのハンドドライヤーの使用停止

ハンドドライヤーを共有すると感染源になりかねないので使用不可にしています。

入口で手指消毒

私の勤務先は待合室から診察室へ移動する際、自動ドアを通ります。

そのタイミングで、手指消毒をお願いしています。

患者さんの中にはアルコールに弱い方がいるので、「アルコールは使用しても問題ありませんか?」と一言確認してから行います。


クリーニング中はゴーグル着用義務化

私の歯科医院では普段から超音波とSRPの時は拡大鏡を使用することが多いですが、現在は「必ずつける」ことになりました。

あるニュースでは、歯科衛生士がコロナに感染しやすい職業の1位にもなっていたぐらいなので、唾液が飛びやすい状況の時はマスクとゴーグルは必須ですね。

定期的に換気する

患者さんが少ない時、いないタイミングを見計らって窓を全開にして換気をします。

密集・密接・密閉(3つの密)はコロナに感染しやすい環境ということなので、そうならないようにしています。

チェアの間隔を空ける

今は患者さんが少なくなっているので、一か所にできるだけ人が集まらないよう、患者さんを誘導するときは隣同士にならないように遠くのチェアへご案内します。

いつも以上に清潔・不潔の区別を意識する

歯科医院では日頃から滅菌したものを不潔な手で触らないことがルールになっていますが、歯科医院によってはその辺のルールが甘くなっているところも少なくありません。

あとは患者さんの口の中を触ったグローブをつけたまま、ボールペンを持って実地指導用紙やポケット検査の結果を記入したりしていませんか?

いつもならそれぐらい…と見過ごされていることかもしれませんが、コロナが拡大している今はこまめにグローブを付け替えることが大切です。

もしグローブをつけたまま違う動作をしたいときは、グローブをつけた状態で手洗い・消毒を念入りにすると良いです。

まとめ

以上が歯科医院で取り組んでいることです。

あとはプライベート面では、スタッフは不要不急の外出を控えることが重要!

1日も早く収束することを祈るばかりです…。

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