喘息性気管支炎になった2歳3ヶ月の次女~入院記録~

先週2歳3ヶ月の次女が喘息性気管支炎で約5日間入院していました。

私自身も入院は出産の時しか経験がない上に、自分の子どもがまさか2歳で入院することになるとは…。

初めての経験で不安いっぱいでしたが、今は元気になり無事退院することができました。

そこで今回は娘が喘息性気管支炎で入院に至るまでの経緯や、入院中の生活、入院して分かったこと、コロナの感染対策の様子、退院後の過ごし方、保育園に復帰するまで盛りだくさんの情報をレポートしていきます!

喘息性気管支炎で入院するまでの経緯

水曜日

朝6時、鼻水と発熱(37.3度)がありました。

保育園に行けるか微妙だなぁと思いながら朝食を食べたり、着替えなどをして再度熱を測ってみると37.1度。

私は仕事もあるので、ダメ元でしたが保育園に連れて行きました。

しかし保育園からお迎えコールが鳴ることはなく、いつも通り17時半ごろに帰宅。

保育士さんから「左耳を痛がる様子をしていました」と報告を受けたので、念のため耳鼻科を受診。

主治医からは「耳に膿は溜まってないし、まだ鼻水も透明だから薬は飲ませずに様子を見ましょう」と言われ、この日は「鼻かぜでもひいちゃったのかなぁ~」ぐらいの気持ちでいました。

木曜日

夜中はぐっすり寝ていたのですが、朝方から少し咳こみと発熱(37.8度)があったので保育園はお休みすることに。

私は普段から子供たちにすぐ薬を使わず、自己免疫力で治そうと意識していたので、その時も坐薬は使わず様子見をすることにしました。(38度を超えたら使うつもりでいましたが)

咳も少し出るぐらいだったのでそこまで気にしていませんでした…

いつも活発に動く次女がその日は大人しかったですが、顔色は普通で朝食も少しは食べてくれたこともあり「熱が高いから元気は出ないよねぇ」なんて呑気に思っていました。

体調が悪い時は動き回っても良くないと思い、10時半ごろからベットで寝かせ、12時ごろに起きてからもあまり元気はなく体も熱かったので水分をこまめにとりながら過ごしました。

昼食は少しだけ食べて、ちょっと遊んでから床でゴロゴロしているうちにまた眠ってしまいました。

このときもまだ「熱出てるから辛いよね。たくさん寝させてあげよう。」と軽く考えていた私。

14時ごろ起き、熱を測ると37.8度でしたが夫から「もう坐薬使ったら?」と心配する声があったので使うことに。

その後もまだ咳が出ており、元気もないのでソファでゴロ~ンとしてばかり。

夫は自宅で仕事中でしたがその様子をみて「なんか朝よりひどくなってるんじゃない?病院連れて行ったら?」と言っていましたが、私は心の中で「顔色は悪くないし、咳が辛そうだけど時間が経てば落ち着くと思うけどな~」と思いながら、あまりにもうるさい夫に嫌気がさして16時ごろ近所の小児科へ行きました。(今振り返れば連れて行って正解だった…)

小児科の先生が診察で胸の音を聞いたり、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)を測定したのですが、なんと91%まで下がっていました…。

平常時は96%以上あるはずの数値がかなり低くなっていたので、私もこのとき初めて事の重大さに気づきました。

先生は薬の処方はせずに「すぐに大きい病院で診てもらってね」と言い、市民病院に紹介状を書いてくれましたが、まさかこのあと入院することになるとは1ミリも思ってなかったです…。

小児科の先生は脱水症状があると言っていたので大きい病院で点滴でもするのかなぁ~と安易に考えながら、とりあえず早く向かおうと、荷物も服装もそのままで移動しました。

しかしこの安易な考えのせいで、このあと大変な思いをすることに…。

市民病院へ到着

17時ごろ市民病院へ到着すると、コロナウイルス感染対策として玄関で検温を行っていました。

私が「娘は熱がありますが、紹介状があるので来ました」と伝えると、すぐにコロナの疑いがある人という扱いになり「発熱者ゾーンで待機していてください」と言われプチ隔離状態に…。

娘が「水ほしい」というので自動販売機で水を買いたかったのですが、発熱者ゾーンにいる間は買いに行くことができずとても申し訳ない気持ちに…。

カバンの中には、小児科に行くために準備した数千円しか入っていない財布、充電が70%ぐらいの携帯、車や家の鍵しか入っていなかったんです。

診察

しばらくすると名前を呼ばれたので診察室へ。

先生が胸を音を聞くとゼイゼイとなっていたようで「喘息になっていますね」と言われました。

また呼吸をするたびにお腹がへっこんでいて「陥没呼吸ですね」とも…。

自宅にいるときはまだ呼吸がおかしい様子はなかったですが、数時間のうちに悪化していました。

そして「最低でも3、4日は入院しないといけない状態です」と。

私はこのとき初めてそんな悪い状態なんだ…と気付いたのです。(遅すぎ!)

断る理由なんてないので「入院します!」と即答してすぐに入院手続きに入りました。

コロナ感染予防対策真っ只中

今回の入院で何が1番大変だったかというと…コロナの影響で色んなことが制限されたことですね。

まず入院が決まってすぐに市民病院で血液検査や点滴の準備をしてもらったのですが「コロナのこともあるのでPCR検査もさせていただきたいのですが…」と言われました。

検査しないとずっと感染者扱いされるので、もちろん検査に同意。

しかし17時にPCR検査をしても結果が分かるのは最短でも翌日の朝だと言われたため、結果が分かるまでは隔離状態を続けなければなりませんでした。

娘だけでなく母親である私も濃厚接触者となるので家と病院を移動したり、コンビニで食料を買うこともできないと言われ、頭の中では心配事が次々に浮かびました。

・家に長女がいるのに、夫は仕事…翌日は誰が面倒をみるのか?

・入院するために必要な荷物を取りに行けないなんて困る…

・夜ご飯の準備してないけど大丈夫かな…

・オムツが1枚もない!だけど買いに行けない…どうすればいいの!?

・職場や学校に休みの連絡をしなければ…

・急に入院って言われたけど費用が高額にならないかな…

娘が奥の部屋で検査中、発熱者ゾーンの椅子で1人ずっと混乱状態。笑

とりあえず携帯で解決できることはすぐに済ませました。

娘の検査がおわり、個室の準備が整ったのでやっと部屋に移動。

このとき18時半を過ぎていたと思います。

着替えやお風呂に関しては諦め、その日はお風呂に入らず同じ服装でしのいで過ごしました。

夕飯に関しては次女は病院食が出たので安心できましたが、私はお腹ペコペコでも我慢…。

自宅にいる長女は夫に任せることができ、翌日のPCR検査の結果が陰性だった場合は母に次女の付き添いを交代してもらって私が荷物を取りに行くことも決まったので、心配事が減りました。

個室で隔離されている間の過ごし方

携帯を使いすぎると充電が減って、翌日のメールや電話のやり取りができなくなると困るので触れませんでした。

雄一の救いがテレビがあったこと。

テレフォンカードみたいなものを購入するとテレビが視聴できたので、看護師さんが代わりにカードを購入してくださいました。

その日は夕方からバタバタして疲れていたこともあり、そんなに長い時間見ることはなかったですが、1時間おきぐらいに先生や看護師、放射線技師などが入室して血液検査の報告、レントゲン撮影、点滴の交換などをしていたので不安で落ち着けませんでした。

次女は検査中泣き疲れたのか、すぐにベットで熟睡。

呼吸するたびに胸や肩が大きく動いていたので、まだ苦しそうな様子。

心配していた替えのオムツはコンビニに買いにいけないので、病院のサービス(1日450円でオムツ使い放題)を利用しました。

唯一トイレに行くときだけ個室を出ることを許可されたのですが、毎回必ず使い捨ての防護服を着て、マスク着用、手指消毒を行うことが条件でした。

血液検査の結果、細菌の数がとても増えていたようです。そのほか脱水症状も見られました。

金曜日:PCR検査の結果

翌日の金曜日14時ごろ、PCR検査が陰性だったと連絡を受けました。

そのあとすぐに隔離状態から解放され、個室から大部屋に移動でき、私は病院内外を自由に出入りできるようになりました。

陽性だったら2週間はまだ隔離状態が続いていただろうから、陰性でほんと良かった…。

金曜日の夕方、私は母と交代して家に帰宅し、お風呂に入ったり入院に必要な荷物を4日分ぐらいまとめ、またすぐに病院へ戻りました。

入院から退院までの様子

入院計画書は以下の通りで、実際も酸素吸入、点滴での治療でした。

金曜日

体温37.6度

SpO2はまだ93%なので常に酸素吸入が必要。

まだ慣れない病院で、初めて会う先生や看護師たちに怯える。

食欲はまだなく、食事の1/3程度しか食べない。

オシッコは日中は少しだけ出ており、夕方から点滴の影響でたくさん出るようになる。

土曜日

体温は37.2度

起きているときのSpO2は96%以上だが、寝ている時だけ低いので睡眠時は酸素吸入が必要。

昼夜問わず、すごい量のオシッコが出るのでオムツ替えが大変!(1回だけオムツからオシッコが漏れた)

食欲はムラがあり、食べるときと食べない時の差が激しい。

先週の木曜日以来、初めてウンチが1回出る。

午後からブドウ糖の点滴が外れる。

日曜日

体温は36.8度

ステロイドと抗生剤の点滴のみになる。

元気になってきたのでベットの中だけの生活が嫌そうな様子。

よく喋り、声量も大きくなってきた。

ご飯もよく食べる。

ウンチが2回出る。

月曜日

体温:36.8度

普段通りの元気な次女になってきたが、まだ少し咳が出ている。

朝9時ごろに血液検査をして、10時半ごろに結果報告。

数値が改善していたので退院できることになる。

手の甲に刺していた点滴を外してもらう。

12時ごろ退院。

退院時はCRPの数値が下がっていました。白血球はまだ高いですが、内服薬での自宅療養で大丈夫とのことでした。

入院中の1日のタイムスケジュール

大部屋に移動してから4日間過ごしましたが、1日のスケジュールは大体以下の通りです。

7:30 バイタル測定、吸入

8:00 朝ごはん

11:30 昼ごはん

12:00 吸入

15:00 おやつ、吸入、バイタル測定

17:30 夜ごはん

18:00 バイタル測定

20:00 吸入

21:30 消灯

時間は不規則でしたが、お風呂に入れない次女のために1日1回看護師さんが体を拭いたり着替えをしてくれました。

1日4回ある吸入。5分ほど鼻先に吸入器を当てるのですが、途中から嫌がって顔を背けるので大変でした。

入院費用

コロナの感染対策のために用意された個室が広く、洗面台も付属されていて快適だったのでベット代が高額になるのではないかとビクビクしていたのですが、なんとベット代は無料でした!

コロナという緊急事態のため、今回の無料は特別のようです。

退院するまでは大部屋を利用したので、そちらも差額ベット代はかかりませんでした。

入院中の次女の食事は1食460円で、合計10食利用したので4600円。

(私はコンビニで自分のご飯を買っていたので、その他3000円ほどは使っています)

その他の入院代、検査代、薬代は乳幼児医療費助成制度があるので負担なしです。

想像していたよりとても安く済んだのでビックリ!

入院中に必要な持ち物

絶対必要なもの

・コップ

・フォーク

・スプーン

・飲み物

・オムツ

・お尻拭き

・着替え

・ティッシュ

・清拭用タオル

・マスク

・印鑑

・お金

・ボールペン

・保険証

あったほうがいいもの

・歯ブラシ

・スキンケア用品

・ゴミ袋

・ゴミ箱

・ウェットティッシュ

・羽織るもの

・おもちゃ(音が出ないもの)

・スリッパ

・軽食(パン、ヨーグルト、フルーツ、お菓子など)

2歳だとテレビも楽しめるものが限られるので、普段家でよく遊んでいるおもちゃがあると暇つぶしになっていいですよ。

あと病院食も食べむらがあり、変な時間帯に「お腹空いた~」となるので軽食があると安心です。

ゴミ袋は2歳の場合オムツを捨てるときにたくさん使うので、支給されたものだけだと足りない場合があります。

入院中に大変だったこと・辛かったこと

24時間、子供の付き添いをしないといけない

2歳の子どもなので、常に誰かが付き添っていないといけませんでした。

大人2人態勢だと1番楽なんですが、コロナの影響もあり付添人は原則1人。面会もNG。

付添人の交代はOKだったので、もしどうしても病院での生活が耐えられなくなった時はパパや祖父母に頼るしかない感じです。

トイレ、歯磨きなどでどうしても子どもの傍から離れるときは、子どもが熟睡している数分間で行います

自分がリラックスできる時間などは1ミリもありません…

点滴が繋がっているので、はしゃぎすぎると外れる

入院生活後半になってくると薬が効いて、元気になってきます。

すると点滴が繋がっていてもベットの中でゴロンゴロンしたり動き回るので、点滴が何回か取れてしまうことがありました。

外れたら看護師さんに直してもらうためにナースコールをしなければならず、申し訳ない気持ちになりました。

寝ている時に看護師さんがきて、起こされて癇癪をおこす

次女がぐっすり眠ると、SpO2の数値が下がってしまうので看護師さんが酸素吸入をするためにやってきます。

起きないように慎重に作業してくれるのですが、手足に触れられるとビクッ!と反応して起きてしまうことが多々ありました。

そうすると次女は眠いのに起こされて超不機嫌。パニックになり、大泣き…。

落ち着かせてまた寝かしつけるまでがとっても大変でした。

頭につけようとすると起きてしまうので最終的には眠ってから顔の前に置きました。距離が遠くなってしまうので酸素濃度を上げました。

パパに会いたくて号泣

コロナの影響で面会がNGだったのでパパとは入院中一度も会えませんでした。

付添人の交代はできないことはないですが、我が家は車が一台しかなく、私が病院に来るときに使ってしまったので夫に来てもらうのは大変な状況でした。

また4歳の長女もいるので、パパには長女の世話をお願いしていたんです…。

しかしそんな大人の事情を知らない2歳の次女からしてみれば、パパに会えないのは寂しいに決まってます。

毎日ふと思い出したかのように「パパ~パパ~会いたいよぉ~」とかなり大きな声で泣き出して困ってしまいました。

パパとテレビ電話したり、昔撮った動画を見返したりしたんですが、悲しさを倍増させてしまったようで逆効果でした…。

長女が次女に会えない

小児科病棟は、コロナ関係なく未就学児の面会が禁止されていたため4歳の長女は次女に会えませんでした。

長女がテレビ電話で「〇〇ちゃんに会いたい」と言っていたのに叶えてあげられず残念でした。

柵から出ようとするので危ない

ベビーベットのような柵がついたベットでしたが、柵を上げ下げしないといけないので結構面倒くさいです。

また元気になってくると柵から出ようとしたり、柵を足で蹴ったりするので危なっかしい。

歯磨きしても、うがいに行けない

次女は天井に点滴を吊り下げた状態で、ずっとベットの中で生活していました。

そのため歯磨きをしてあげても洗面所までうがいに行けないので毎回うがい用コップに吐き出させて、私が洗面所まで水を捨てに行っていました。

家にいればそんなことしなくていいので、超めんどくさ~~い作業ですよね。

退院後の様子

退院後5日間は薬を毎食後服用しました。

火曜日

退院翌日は咳がまだ残っていましたがその他は通常通りです。

長女と次女は久しぶりに会えて嬉しかったようで、おおはしゃぎ!

家の中を走ったりぴょんぴょん跳ねていましたが、あんまり体を動かしすぎると咳込みやすくなっていたので安静にするようにこまめに伝えていました。

水曜日

内服薬の副作用なのか、うんちが下痢っぽかったです。

咳がまだ出ていました。

木曜日

咳がたまーに出るぐらいで、もうほとんど元に戻った感じ。

元気に走りまわったり、ご飯をたくさん食べていました。

保育園にいつから行けるの?

主治医の先生からは退院後2,3日は自宅で安静にして過ごして熱が出なければ登園OKとのことでした。

次女は熱が出なかったですが咳が完治していなかったので、大事をとって1週間休みましたよ。

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